取材協力/カーコン車検 カーコンビニ倶楽部 トラスト

日常点検の内容

日常点検|大人の社会科見学に出かけよう

上記点検項目にプラスして、以下の日常点検項目も点検されます。このあたりは普段から我々自身がこまめにチェックしておきたいところです。

日常点検できるポイントは、次のようなところです。

  • ブレーキフルードの量
  • バッテリー液の量
  • 冷却水の量
  • エンジンオイルの量
  • エンジンのかかり具合、異音
  • 低速と加速の状態
  • 灯火類の点灯、汚れ、損傷
  • ウインドウウォッシャー液の量、噴射状態
  • ワイパーの拭き取り状態

以下2つは、点検しやすく、なおかつ重要なポイントとなるところです。

ブレーキフルード

ブレーキフルード|大人の社会科見学に出かけよう

ドライバーがブレーキペダルを踏んだ力を、マスターシリンダーを介してキャリパーに伝達するのがブレーキフルードの役目です。消耗が進むと、新品時に水あめのようだった色が劣化して、麦茶のように茶色に変化したり濁ったりします。黒っぽく変色してしまっている場合には、フルードが入っているリザーバータンク内のゴム(ピストンシール)を溶解していることもあるので、すぐに交換しましょう。

また、ブレーキパッドの摩耗量(減り具合)はフルードの量で予想することもできるので、フルードの減りが早い場合は、ブレーキパッドを気にかけてみましょう。


冷却水(LLC)の量

冷却水|大人の社会科見学に出かけよう

↑ラジェーター液が古くなると腐敗による水あかなどで濁ってきます(右)

エンジンを冷却しているのが冷却水の役割です。さらにエンジン内部やラジエターのサビを防止する役目もあります。冷却水が不足した状態が続くと、エンジンを冷却できずに異常に温度が上がってしまい、エンジンブローしてしまうことがあります。液量が保たれているかどうか、また変色していないかどうかは日常的に確認しましょう。

また、緊急時に水を補充してオーバーヒートを防ぐ方法を見かけますが、クーラントの濃度が下がってしまうことで防錆や凍結防止などの機能が果たせなくなってしまいますので、しっかりとクーラントの補充を行いましょう。


法定24カ月定期点検整備のまとめ

以上が24カ月点検整備でチェックされるポイントですが、読むのもイヤになるほど多いと思った方がほとんどではないでしょうか? でもご安心ください。実際に、整備士さんがこれらすべての項目を点検するために必要な時間は30分程度です。

車は機械の集合体なので、故障もすれば劣化もします。それを定期的に見直してメンテナンスしてあげる、それこそが24カ月点検の役割といえます。車検に受かったから、車に異常はないと誤解しないようにしてください。

ちなみに、24カ月点検整備は自分で行うことも可能なんです。項目には確かに難しい言葉が並んでいますが、今一度見直してみてください。日常点検だけでなく、自分でできそうなポイントが結構あるはずです。自分の愛車のコンディションを知るためにも、できることは自分でやるというのもいいことだと思います。

そのためにぜひ見ていただきたいのが整備記録簿。助手席のグローブボックスに入ってるはずです。ここには今まで行われてきたメンテナンスの記録が残っています。ぜひ次回愛車に乗る際にはページを開き、愛車がどのようなメンテナンスを受けてきたか、そしてどのような状態にあるかを確認してあげてください。

そしてこの記録簿、実は中古車の購入を考えている人にもとても役立つアイテムなんです。車を見たからといって、車のコンディションを把握するのは普通の人にはなかなか難しいものがあります。しかし、この整備記録簿を見れば、どんな整備が行われてきたかが一目瞭然。24カ月点検整備記録はもちろん、さまざまな整備記録が残っている記録簿は、中古車のコンディションを推し量る材料にもなるのです。