ヘッドライト検査

ヘッドライト検査_1|大人の社会科見学に出かけよう
ヘッドライト検査_2|大人の社会科見学に出かけよう

さぁ、来ました!スピードチェックの後は、検査最大の難関、ヘッドライトの光軸テストです。落ちるならまずココと言われるほどズレていることが多いのです。

といってもこの検査は人力でどうこうするのは不可能。ヘッドライトを上向き(ハイビーム)にして、ただただ「○」と表示されるのを祈るしかありません。テスターがジワーっとヘッドライトの前にやって来て、勝手に計測するのです。ザックリとですが、その距離約3m。その距離で10cmズレてしまっているとアウトになります。10cmと聞くと「大丈夫なんでは?」と思いがちですが、振動などで意外とズレてしまっているものなんだそうです。

排気ガス検査

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排気ガス検査_2|大人の社会科見学に出かけよう

最大の難関ヘッドライトの検査が終わったら、今度は排気ガス。これは年式に応じてA、B、Cのボタンを押して、レーンのそばに置いてあるプローブ(見た目は単なる棒)をマフラーの中に突っ込むだけ。問題なければ「○」の表示が出るので、そうしたらプローブを元の位置に戻して前進となります。

ちなみにボタンが3種類あるのは、年式に応じて規制値が異なるから。BはAよりも規制が緩いからといって、新しい車(現行車など)なのに本来はAのところをBを押してクリアしようとしても、しっかり見られているのでバレます。ただそうはいってもこの検査でアウトになることは希とのこと。フルチューンしている車でもない限り、さほど心配はいらないようです。

下回り検査

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そしていよいよ最後にチェックを受けるのが下回り。これはボディの下から検査官が、目視をしたり叩いたりして異常がないか調べていきます。また、振動装置を使って車体を揺らし、その揺れ具合によっても異常がわかるのだとか。

チェックされるのは、オイルなどの漏れはもちろんのこと、ブレーキ回りやマフラーの取り付け状態、ゴム類(ドライブシャフトブーツやラックブーツなど)が破れたりしていないかといった点。

この検査で引っかかることはあまりないそうですが、NGとなった場合、すぐに対処できないことも多く、そういった意味で、ここで×が出ると結構致命的ですね。

下廻り検査_2|大人の社会科見学に出かけよう

この下回りチェックが終われば、晴れて検査は終了。すべてにおいて問題がなければ、車検証が交付されるというわけです。

車検場での検査のまとめ

かなり早足になってしまいましたが、検査は以上で終了。こうして見てくると、「え、これだけ?」と感じた人が多いんではないでしょうか? そう、これだけなんです。時間にして5~10分程度。「これで大丈夫なの?」なんて思われるでしょうが、そのとおり。決して大丈夫じゃないんです。

あくまで“現状”は保安基準に適合しているというだけ。検査に通ったからといって、これから向こう2年間大丈夫というわけじゃないんです。そのために行うのが、検査とセットになる「法定24カ月定期点検整備」。以前は24カ月点検整備をしてから検査という順序だったのですが、平成7年の規制緩和で、先に検査を通してから後で24カ月点検整備を行うというパターンも認められたのです。

なので、ぶっちゃけて言ってしまえば、検査さえ通ってしまえば、24カ月点検整備をしていなくてもば車検証はもらえるわけです。つまり、何年も整備していない車が平然と走ることだってできるわけです。でもそれじゃあ危ないってものです。車検で大事なのは、実は検査じゃなく24カ月点検整備のほうなのです。

では24カ月点検整備は何を見て、どこを直しているのか?次はそのあたりをご紹介しましょう。