取材協力/カーコン車検 カーコンビニ倶楽部 トラスト

エンジンルームの点検内容

車の心臓部ともいえるエンジンルームにはメカがギッシリ。そのためチェックポイントがたくさんあります。

エンジンルーム|大人の社会科見学に出かけよう

エンジンルームのチェックポイントは、次のようなところです。

  • パワーステアリング:ベルトの緩みや損傷、オイルの量や漏れ
  • 冷却装置:ファンベルトの緩みや損傷、冷却水の漏れ
  • 燃料装置:燃料(ガソリン)漏れ
  • 点火装置:スパークプラグの状態、点火時期、ディストリビューターキャップの状態
  • バッテリー、電気配線:バッテリーターミナル部の緩み、腐食、電気配線の接続部の緩み、損傷
  • エンジン:排気ガスの色、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)の濃度、エアクリーナーエレメントの汚れ、詰まり、損傷
  • ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガスなどの発散防止装置:ブローバイガス還元装置の損傷など公害発散防止装置類の損傷など

特に以下2つはエンジンルームの中でチェックしやすいところです。

エアクリーナーエレメントの汚れ

エアクリーナーエレメント|大人の社会科見学に出かけよう

エンジンに吸い込まれる空気をキレイにする役割のエアクリーナー。そのエアクリーナーの吸い込み口に装着してあり、ゴミやホコリなどをエンジンに通さないようにしているのがエアクリーナーエレメントです。

左のようにひどく汚れた状態やゴミやホコリなどで目詰まりすると、エンジンの始動性やアイドリングの安定性の異常、燃費の悪化にもつながってしまいます。交換時期の目安は4万~5万kmごと。ただし、エンジンに異変を感じた場合はチェックしましょう。


スパークプラグの状態

スパークプラグ|大人の社会科見学に出かけよう

アイドリングが不安定になるなど異常を感じたらチェックしましょう。電極部分が薄いきつね色っぽく変化しているのはスパークプラグの正常な消耗状況ですが、電極部分が折れている、または溶けている場合などは異常が考えられます。異常のあったプラグを交換すれば短期的には問題はありませんが、異常の原因をつきとめるにはプロの診断が必要です。また、スポーツ走行など車に高負荷をかける場合は、街中を中心に走らせている車よりも早めのプラグ交換が必要になります。


室内の点検内容

車内の点検ポイントは、ハンドルやブレーキペダルといったところが中心。MT車の場合はクラッチペダルもチェックされます。

室内のチェックポイントは、次のようなところです。

  • ハンドル:操作具合、遊び、ガタ
  • ブレーキペダル:遊び、利き、踏み込んだ際の床板とのクリアランス
  • パーキングブレーキレバー(ペダル):引きしろ(踏みしろ)、利き
  • クラッチペダル:遊び、踏み込んだ際の床板とのクリアランス

以下2つは、いつも使用する、特に目につきやすいところです。

パーキングブレーキの引きしろ

サイドブレーキ|大人の社会科見学に出かけよう

5~7ノッチ前後でパーキングブレーキがしっかりとかかれば正常。しかし、ブレーキの引きしろが異常に長い場合や利きが甘い場合は、ブレーキオイルの漏れやライニングの摩耗、ケーブルの伸びや切れている可能性が考えられます。パーキングブレーキは、少しでも異常を感じたらチェックしましょう。


床とのクリアランスや遊び

ブレーキペダル|大人の社会科見学に出かけよう

ペダルを踏み込んだ際の遊びは1~2cmが理想。そのため、ペダルにちょっと足を乗せただけで利いてしまう場合や、逆に奥まで踏み込まないと利かないような場合は調整が必要です。なお、床とのクリアランスは5cmほどあれば問題ないでしょう。