普段なにげなく使っている「車検」という言葉。基準に沿って定期的に車を点検整備しないと、車を走らせられないことは知っているが…という人がほとんどでは? ここでは、まず車検という制度の中身をきちんと把握することから始めよう。愛車の寿命もグッと伸びますよ!

車検とは車の検査と所有権を認めてもらう制度だ

自動車検査登録制度|車検完全ガイド

車検とは「自動車検査登録制度」を略したもので、検査によって安全に使用できる車であることを確認すると同時に、その車の所有権を公証(法律的に認めてもらうこと)する制度のこと。登録された車には自動車検査証(車検証)と検査標章(フロントウインドウに貼られるステッカー)が交付される。登録は一定期間ごとの更新が必要で、有効期間の過ぎた車を公道上で使うと罰せられる。

また、この制度は自動車に関連する税金や自動車損害賠償責任保険(自賠責)にもリンクしている。車検の際には、税金が納められたこと、自賠責に加入していることの確認が行われる。

車検の検査には、新規検査、継続検査、構造等変更検査がある。新規検査は新車登録時に必要なもので、通常はディーラーが行う。構造等変更検査は、車を改造した場合に必要なものだ。普通のユーザーにとって縁のあるのは継続検査。この検査を受けて、登録を更新することを車検というのが一般的だ。

車検の有効期間

車検の有効期間|車検完全ガイド

車検の有効期間は、自家用乗用車(俗にいう3、5、7ナンバー)と自家用軽乗用車(俗にいう50ナンバー)の場合は初回が3年、2回目以降は2年ごと。つまり、新車から3年目、5年目、7年目、9年目…となる。
車検の有効期間は車検証に記載されている。また、ステッカーにも目安が表示されている。以前は地色で年を表し、数字で月を表すタイプだったが、現在では白抜きの小さな数字で年、黒い大きな数字で月が表示されている。ただし、これはあくまでも目安。その月の月末までが有効期間だと勘違いするユーザーが多いが、その月に有効期間が終了することを意味している。例えば2月1日で有効期間が終了する場合でも、ステッカーの数字は2となる。

車検を受ける時期

車検を受ける時期|車検完全ガイド

車検は、現在の車検の有効期間の終了する日から、その1カ月前の間に受けるのが一般的だ。車検に通ると、現在の有効期間が2年間(自家用軽自動車、自家用乗用車の場合)延長される。
正確にいうと、1カ月以前でも車検を受けることは可能だが、その場合、車検を受けた日から2年間が有効期間になる。つまり、残っていた有効期間が無駄になるため、1カ月前以降に受けるのが普通だ。

24カ月定期点検整備の時期

24カ月鄭機点検整備|車検完全ガイド

法定24カ月定期点検整備は車検と同じように法律に定められた点検整備。車検制度とリンクしていると思われがちだが、現在では独立したもので、単に同じ時期に訪れるというだけだ。
確かに以前は完全にリンクしていて、24カ月定期点検整備が終わっていないと車検が受けられなかった(前整備・後検査)が、規制緩和によって独立したものとなった。
現在では、車検を通してから24カ月定期点検整備を行っても問題ない(前検査・後整備)。とはいえ、現在でも多くの車検業者では、車検と24カ月定期点検整備をセットにして行っている。