車検の窓口や整備工場には種類があるが、その違いは車検にかかる時間にも現れる。また最近では「1日車検」などをうたう業者も多い。ここではそんな車検にかかる時間について見ていこう。

車検の所要期間は1時間から2~3日

車検+24カ月定期点検整備で必要な作業は、1)24カ月定期点検整備の点検、2)点検の結果発生する整備作業、3)車検の検査、4)書類上の手続きとなる。整備工場に入庫した初日に点検が行われて見積りが作られ、ユーザーへの説明とどんな整備を行うかが相談され、翌日から整備の実作業が行われ、それが終了してから車検の検査へと進むことになる。こうした手順を踏むと、どうしても日数がかかりやすい。

しかし、最近ではユーザーの利便性を高めるために、どんどん期間が短縮されている。当日だけで終了する1日車検は一般的になり、指定整備工場(民間車検場)では1時間車検も増えてきている。なお、以下の説明にある指定整備工場や認証整備工場は街の整備工場だけを示しているものではなく、車検代行業者の委託先も含んでいる。

「1時間車検」や「1日車検」の所要時間

1日車検|車検完全ガイド

実際、車検の検査だけならば、15分もあれば終わってしまうもの。その場で検査が行える指定整備工場(民間車検場)なら、これで車検の検査に通ったことになる。もっとも、車検の書類上の手続きは終わっていない。工場側が車検場に書類を持ち込んで手続きを行い、新しい車検証とステッカーを入手する必要がある。そのため、これらの書類は後日、郵送で送られてきたり、取りに行く必要がある。

車検の検査だけでなく、事前に24カ月定期点検整備を行ったとしても、点検だけなら30分もかからない。異常がなければ、それでOK。つまり、1時間もあれば車検+24カ月定期点検整備が実質的に終わってしまうことになる。

消耗品の交換などが必要だとしても、一般的に発生する整備内容の場合、長く時間がかかるものは少ない。車検当日の入庫時間が決まっていれば、短時間での対処も可能となる。結果として、消耗品を交換しても1時間車検は珍しくはない。

認証整備工場の車検の所要時間と内容

工場内で車検の検査が行えない認証整備工場の場合、さすがに1時間車検は難しいが、事前見もりを行うことで、2日ぐらいで24カ月定期点検整備と車検を終わらせてくれるところもある。国の車検場や提携の指定整備工場が近くにあると、1日車検を実現している認証整備工場もある。

代行業者の車検の所要時間と内容

24カ月定期点検整備を行わない代行業者の場合も、1日車検は当たり前。長くても1昼夜だ。車検場での検査と書類の手続きは半日もあれば終わってしまうもの。朝に車を預けて、夕方には返却される。ただし、車検の検査で不合格になる部分があり、その整備に手間がかかる場合もある。代行業者の場合は、事前に点検することが少ないため、いざ依頼してみたら、時間がかかってしまった、ということもありえる。

車検をスムーズに行うコツ

車検をスムーズに行うコツ|車検完全ガイド

車検では予約が重要だ。特に1日車検や1時間車検では予約が欠かせない。飛び込みで車検を受けに行っても、受け付けてもらえないことがほとんど。まずは事前見積りの予約を取るべき。予約は整備工場に行かなくても、電話やインターネットでOKだ。

また車検の時期は、消耗品の定期交換時期に当たることが多いので、整備も必要になることが大半。そのため事前見積りが採用されていることが多い。車検以前の別の日に工場に車を持ち込み、まずは24カ月定期点検整備の点検だけを受ける。所要時間は1時間程度のことが多い。点検の結果をもとに見積りが作られ、相談しながら整備内容を決定しておくわけだ。

この事前見積りの予約の段階で、車検の日まで予約できる車検業者もあるが、整備内容によっては時間がかかることもあるため、事前見積りの際に相談して車検の日を決める業者も多い。事前見積りを予約する時には、車検の日がいつ頃になるかも確認しておくと、以降のスケジュールが立てやすくなる。