道路運送車両法に違反せず、保安基準に適合した改造であれば大丈夫です

市販状態とは違う構造や仕様にした車を、一般に“改造車”と呼びます。そのため、法の中で定義される改造自動車とは若干ニュアンスが異なっており、車検証の記載変更の必要がないドレスアップカーのようなものも、たびたびこの範疇でとらえられていますが、これは誤った解釈といえます。

しかし、どういった趣向のものであれ、道路運送車両法の保安基準に抵触する改造を行った車は、公道を走ることはできません。車検にも通りません。

よくある違法改造としては、車高を下げすぎて最低地上高が9cmに満たない(車種によっては例外あり)。タイヤをワイド化した際にフェンダーからはみ出した状態になってしまった。マフラーを交換したため音量が規制値を超えてしまった。触媒を抜いてしまった、もしくは交換したために排ガス基準をクリアできなくなった。フロントや前席のガラスに透過率の低いスモークフィルムを貼り付けた。以上のような例があります。

また、これら違法改造に当たらなくても、車検証に記載の数値や型式などに変更を及ぼすときは、構造等変更検査を受けなくてはなりません。全長・全幅・全高に変更があったり、乗車定員、最大積載量などが増減したときは、新しい車検証を取り直す必要があるのです。

さらに、エンジンの排気量をアップしたり、ATからMTに換装したり、といったレベルまでいくと改造自動車の審査にかけます。これに合格すると、車両型式の欄に“改”の表示が足されます。ただし、この場合、任意保険に入りにくいことがあるので注意してください。

その他、ルーフに積んだスキー用キャリアや、左右で20mm以内のフェンダーモールなど、ケースごとに解釈があるので車をカスタムする際にはよく調べてからにしましょう。

なお改造車を断る車検代行業者もありますので、愛車を改造したい人はその点も注意が必要です。